ミュシャ展と草間彌生展
2017年 05月 13日
パリでの生活をやめてチェコへ戻って描き始めたというスラヴ叙事詩。 スメタナの「わが祖国」にもインスパイアされたという全20作が一同に。 巨大な絵だが、輸送はくるくる巻いて運んできたとのこと。
なんとうれしいことに撮影可能エリアがあった。
世界史で習ったヤン・フスの説教する姿を描いた絵もあった。 全体的にくすんだ色調、テンペラと油彩で、工房ではなく一人で描いたそうだ。 20年かかるうちにチェコスロヴァキアは独立し、人々の関心は民族運動から遠のいてしまっていた。 だからチェコでも常設展示はしていない。 今後20作が一同に会することはあるのだろうか?
後半はいわゆるパリ時代のアールヌーボーのリトグラフが並ぶ。 ミュシャを知ったのは、山岸涼子の漫画「アラベスク」の扉絵などに、ミュシャ風絵が描かれていたから。 花や蔓をアラベスク風にあしらった美しい登場人物のイラスト。 なんて独創的!と思っていたが、しばらくしてそれがミュシャのポスターを元にしていることを知ったのだった・・・・・・図案化された画面の中の人物、絵画というよりはやっぱりイラスト。 独特の文字のデザインも美しい。
さて次は草間彌生 わが永遠の魂
外には巨大なカボチャのオブジェ。
どちらの会場も混んでいたが、さらなる大混雑はショップ。 レジまで1時間待ち! もっとレジを増やせないのだろうか。 あまりの待ち時間に買う気もなくなってしまったのだった・・・・・・・
でも一日で2つの素晴しい美術展を観ることができてうれしい日でした(^^)
オーストリア・ギャラリーÖsterreichische Galerie Belvedere この美術館・オーストリア・ギャラリーは、オーストリアで2番目に大きな美術館で、ハプスブルグ家に仕えたプリンツ・オイゲンが夏の離宮として1723年に完成させた宮殿「ベルベデーレ宮殿」の中にあります。ウィーンのベルベデーレ宮殿晴らしいバロック式の建物と、大きな池や綺麗に整備された大きな庭はオイゲン公が過ごした時代を感じることができます。この宮殿はオーストリア・ギャラリーとなっている上宮、そしてこれも美術館となって...... more