エヴァーグレイス
2012年 10月 12日

アイテムでコーディネイトした姿を見るためには三人称視点でないとならないわけだが、このカメラワークが最悪。主人公の背後からの視点もあるのだが、操作が定まらずすぐ動く。敵をうまく視界に捉えられない。したがって戦い方に慣れるまで一苦労だ。慣れると言っても、移動や戦闘がやりにくいのは変わらない。しかも狭い通路からすぐ足を踏み外して落ちてゲームオーバー! 3D三人称視点で細い通路を歩くのはものすごく難しい、それで落ちると即死だなんて酷すぎる。せめて横への平行移動ができればよかったのに。それでもせっかく始めたのでなんとかゲームを進めていった。
RPGだがレベルの概念はなく、装備する武具やアイテムによってパラメータが変化する仕組みだ。
主人公はユテラルドとシャルアミ、どちらかを選んでプレイするが、両方のプレイをそれぞれクリアしていないと完結編には進めない。完結編のラスボスは2人、ビルホルゴは簡単に倒せたのだが、覚醒フォーリムが倒せない…それで4日くらいかかったが、最後はシャルアミの魔弓で倒すことができた。

でもいろいろ気に入ったコーディネイトができるのが売りのゲームなのにたいした衣装がないのだ、ダサイのだ。



マップはいろいろあるが、あまり広くない。迷路ゲーと言うより謎解きゲーかな? その謎も攻略本がないとちょっとわからないだろう、といった不親切なもの。ストーリーも最後までよくわからないのはフロムのゲームならでは? ユテラルドの道案内のフォーリムが最初に、訳あってこんな姿にされたが元は人間だ、と言っているのに、最後まで人間には戻らず。ゲームを作った人がこの前振りを完全に忘れ去ったとしか思えない。

なおこのゲームには隠しダンジョンがあって、ものすごく難しいようだ。少しやってみたが、狭いねじれた通路の連続の中で敵と戦わねばならず、あまりにも精神衛生上よくないのであっさり撤退した(^^; 主観視点で遊べるなら続けたかも知れない。
エヴァーグレイスには2がある。一応そっちも買ったのでやってみるつもりだ。でもやはりフロムからは主観視点のゲームを期待するなぁ。日本ではあまり人気のない主観視点だが、まさに自分の目でゲーム世界を見ている臨場感はやってみた者にしか味わえない。
「エヴァーグレイス」は音楽だけはいい、と言う人が多いのだが、独特のオリエンタルな民族音楽のような不思議なBGM、わたしは好みではなかった。