グレコ 一週間がたったよ
2017年 05月 25日
時々グレコは吐いてはいた。 春になって雪がなくなってからは、庭に出ると草をかじっていた。 朝は食欲がないようで、すぐ外に出たがって、草を食んでいるようだった。 そして時々吐いていた。 それは毛玉を吐いているのだと思っていた。 春になって冬毛が抜けて、毛づくろいするとたくさんの毛が口から入ってしまうので、それを吐いているんだと思っていた。 ニヤオもそうだったし・・・・・・
でも最後のレントゲンで、あまり食べていないのに胃が食べ物で一杯だったのを知った。 胃の機能が落ちていたのかな。 でもちゃんと二日に1度くらいはウンコをしていたよね。 前の日に食べたものが消化されず、だから朝は食欲がなかったのかな。 私は、カリカリが嫌いになったかと思ってソフトフードを与えようとした。 グレコもソフトだとまぁまぁ食べてくれたので安心してしまっていた。
またグレコは野良の頃から、時々ゲホゲホと咳っぽい音をさせていた。 餌を食べたり、暖かい室内に入ると急に目に涙が出てきた。 アレルギー性の鼻炎だろうということで、病院で目薬をもらった。 だんだん涙は出なくなったので安心してしまった。
病院の先生もあきれるほど喧嘩傷が多かったグレコだが、ハナちゃんの子猫たちが現れてからは、グレコも丸くなってきたような気がしていた。 母親のハナちゃんはもはや子供に甘えさせなかったので、子猫たちはやさしく遊んでくれるグレコによりなつくようになった。
特にサビはグレコが大好きだったようだ。よく体や頭をこすりつけていた。 でもグレコはしつこくされて怒ってネコパンチしていた。
グレコはオレのほうが好きだったようだ。
一昨日は、朝にシロミとオレが来たので、ガラス戸を開けて餌を取りにいったら、2匹が室内に入ってあちこち見て回っていた。戻ってきた私を見て、あわてて出て行ったが、グレコを捜していたのかなぁ? グレコの臭いがしていた?
時々、ゲホゲホしていたのは,気管支が悪かったのかなぁ。 そういうことが原因でも肺水腫になるそうだ。でも症状が出てからだと完治はしないと。 余命を宣告されることもあると、ネットに載っていた。
グレコ、まだお前がいる気がするよ。 カーペットを見ると、寝そべっている気がする。 外から帰ってきてドアを開けると、顔を覘かせる気がする。 ガラス戸の外で、こっちが気づいて戸を開けるまで、じっと黙って待っている気がする。 名前を呼ぶと、短い尻尾を左右に振って返事をしていたね。
短い短いグレコとの生活、これからもずっとお前の気配を感じていたいよ・・・・・・・